過去ログ - 千早「賽は、投げられた」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/20(日) 00:13:51.08 ID:iNkSCVM3o

「あ……」


きっと、幸せな記憶。

それを想い、ふと指の力を緩めた瞬間。

手のひらから、さいころが零れ落ちた。

ころり。


『1』

「あ…………」


私は、次のマスを見て、身体が固まった。

けれど、すごろくのさいころは、絶対だ。


進めなければならない。

振ってしまったら、後戻りはできないのだ。


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