過去ログ - 苗木「…え? この人が校医?!」霧切「ドクターKよ」
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932: ◆4hcHBs40RQ[saga]
2013/12/26(木) 00:02:54.22 ID:Az3qfdfM0

K「馬鹿な…」


苗木の部屋には、包丁で滅多刺しにされて血まみれのまま事切れた桑田の姿があった。
入り口には、生まれて初めて死体――それも友人の死体を見た衝撃で気絶した苗木が倒れていた。


K「何故…こんなことが…」


KAZUYAは桑田の亡骸に近づくと、思わず目を逸らす。はっきりと言わせてもらえば、決して
好ましい生徒とは言えなかった。態度も服装も軽くて軟派で、いい加減で女たらしで自分本位で…

だが、一度親しくなると意外と人懐っこい面があったり、いつも底抜けに明るくて楽しげで
嫌いだと一言で切り捨てられない物もあった。もっと長く付き合って、欠点を注意したり
出来るほどの深い仲になれば、思い出深い生徒の一人となった可能性は十分にあっただろう。


K「…………」


KAZUYAは恐怖で目が見開かれたままの桑田に近寄り、そっと目を閉じてやる。
血が出るほどに強く強く唇を噛み締めた。生徒一人救えずに何が医者だ。
部屋に集まり恐怖と混乱で動揺する生徒達の前でも気にせずに、KAZUYAは怒鳴った。


K「一体誰が…モノクマの仕業か!!」

モノクマ「違うよ。犯人は確かに君達の中にいるよ」

K「モノクマ…!!」


KAZUYAは怒りと憎しみでモノクマを強く睨みつけるが、モノクマは平然として体育館に
集まるよう指示をした。桑田の死体を放置して離れたくはなかったが、逆らえばどうなるか
わからない。苗木を置いていく訳にもいかないので、KAZUYAが背に抱え体育館に赴いた。




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