過去ログ - 苗木「…え? この人が校医?!」霧切「ドクターKよ」
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934: ◆4hcHBs40RQ[saga]
2013/12/26(木) 00:09:31.56 ID:Az3qfdfM0

だがKAZUYAは骨の髄まで医者だった。医者とはどんな状況に陥っても冷静でいなければならない。
まず動機だが…これは正直思い当たることがたくさんあった。桑田はいつも思いつきで話すし、
その放言のどれかが苗木を怒らせた可能性は十分だった。そして何よりも舞園さやかである。
桑田は舞園を気に入っていた。それが原因で苗木と揉めてグサリ、というのは簡単に想像できた。


K(動機はある…だが、殺害方法についてだ)


まだ詳しく見ていないが、凶器はほぼ桑田に刺さっていた包丁で間違いはないだろう。
となると、咄嗟の犯行ではなく凶器を事前に準備した計画殺人ということになる。
ならば、どう考えても見過ごせないあまりにも不自然なことがあった。


K(殺害現場を自分の部屋にする馬鹿がどこにいる。百歩譲って何か不都合な事態が
  発生したにしても、死体を移動させるはずだ。移動中に発見されるリスクもあるが、
  自分の部屋で死体が見つかるリスクと比べればそう差はないはず)

K(誰かが苗木に罪を着せるために、何らかの手段で死体を置いた。そう考えるのが妥当だろう)


そう論理的に考え、不安げに自分を見上げる苗木に対しKAZUYAは力強く頷いた。


K「ああ! お前は犯人なんぞではない! 俺はお前を信じよう」

苗木「良かった…」ホッ

霧切「安心するのはまだ早いわよ、苗木君。ドクター一人が信じてくれても意味は無い。
    他の生徒達を信じさせることが出来なければこの学級裁判には勝てないのだから」

苗木「わ、わかってるよ霧切さん…」

霧切「そしてドクター。あなたに一つお願いがあります」

K「…何だ?」




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