過去ログ - まほ「まほみほ大作戦だと?」 沙織「はい!」
1- 20
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/27(日) 21:31:46.15 ID:lP011mr20
私は少し、考える素振りをして、

「それは、誤解なんだ」

彼女は、会話の脈絡に全く気がついていない。
心は人並みに傷んだ。だが、仕方がない。
私は秋山さんとの距離を二歩ほど詰めた。

「私は、みほのことは妹として大切に思っているが、そういったパートナーとして見たことはないんだ」

「え?」

すぐには意味が理解できなかったのか、彼女はもう一度、声を出して驚いた表情をした。

「ええ?!」

「噂に尾ひれがついて、いつの間にかそうなってしまったようなんだ。妹にも昨日話した。だから、あなたが慰めてやってくれないか。私が言えることではないだろうが、みほは落ち込んでいると思う」

「で、でも」

「あなたが一番みほを好いてくれていると思ったから、頼んでいる。ただ、無理にとは言わないが……頼めるような立場ではないことも分かっている」

私は、深く頭を下げた。秋山さんが少し焦ったように両手を上下に動かしながら、

「あ、頭を上げてくださいっ」

「では……」

「私は……私は確かにみほ殿が好きです。でも、それはお姉さんを追いかけて輝いているみほ殿だからなんです。私なんかは……傍にいるだけで大満足というか……」

「それじゃあ、今のみほの背中を支えてあげて欲しいんだ。今のみほに必要なのは傍で支えてくれる人だ」

「う、あ、でも……」





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
76Res/62.90 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice