過去ログ - ガリアの空の下【ストライクウィッチーズ】
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28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/10/21(月) 01:06:46.82 ID:bFC+eytVo
そもそも、1944年のガリア奪還から始まったこの地の復興、そのリソースは当初、
政府機能が十分に行き渡らないという不具合を抱えていることもあり、
まずは政府がその手をかけることの出来るパリ、およびその近郊に集中して投入されました。

しかし、それでは政府から見放された地域の復興はならない。
そして、それは将来的にガリアという国家の運営にとっても大きな問題になるのだと。
それ故に、民間から、政府とは違うやり方で復興を推進する組織が必要であると。

そうして設立されたのが、ガリア復興財団でした。
その経緯については、わたくしは十分に理解しているつもりです。

その上で、リーネさんはこう続けました。

「確かに、職人さんを投入して家や設備を整備することも必要です。
 人の足りない地域に、外国からの移民を受け入れて活性化するのも有効です。
 でも、それだけでは足りないんです」

何が足りないんですの?
わたくしは聞いた。

「それは、人びとの心をまとめられるシンボルです。
 このパ・ド・カレーをほんとうの意味で復興させるには、その復興の旗印として
 ペリーヌさんの、領主の館を建てなおす必要があると思います」

この地の復興の、旗手をわたくしが務めるつもりならば、その証が必要なのだと。
それは、人びとの目に見えて、そして立派なものである必要があるのだと。

そう、自身に満ちた表情でいうのです。


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