過去ログ - 咲「悪夢からの脱出?」宥「その2です…」【安価】
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637: ◆1g2rk8dKbo[saga]
2013/12/08(日) 23:34:46.01 ID:PVBkVeIv0
○プロローグ


石戸霞が目を覚ますと、そこは見覚えのない部屋だった

「そう…」

しかしそれだけで、霞は大方の事態を理解した

「できることなら、春ちゃんや巴ちゃんを巻き込んでほしかったのだけれどね」

薄墨初美がゲームに巻き込まれてから、永水ではナイトメアのことは察知していた
初美自身は悪夢を覚えていなかったが、かすかに残っていた気配から、春と巴がおおよそ気配の元を割り出していた

夢に巣食う、夢魔−ナイトメア

被害がどこまで広がっているのか分からない上に、誰の夢に出てくるかも分からないため、すぐに対策を練るということはできなかった
けれどこうもあっさりと、自分が巻き込まれるとは思っていなかった

自分は祓う側ではない。対策のない現状で巻き込まれてしまっては、できることは少ないだろう…

「ひゃっはー。もう起きちゃいました、流石っすね」

振り返ると、机の上にパソコンが置かれていた
その画面上に、麻雀牌のイーソウに描かれているような鳥が羽をせわしなく動かしていた

霞「…あなたが、ナイトメアかしら?」

「あれ、俺様有名? 照れちゃうなぁ。イーソウ名乗ってますんで、そっちで呼んでね?」

霞「それで、イーソウさん。ご用件は何かしら?」

「ただ楽しいゲームをしてもらって、そのあと悪夢をプレゼントしようかなぁなんて思っているだけですよ」

霞「闇雲に悪夢を見せているわけではないのね…」

「いろいろあってさー、おれっちもめんどくさいのよ。理解してくれる?」

霞「まあ、巻き込まれた以上乗るしかないわね」

「理解が早くて助かりますわー。じゃあそこにパソコンあるからさ、ルール読んどいてくれる?」

「そのあと、ゲームの配役が発表されるんで、そのように振る舞ってちょうだいまし」バッサバッサ

画面からイーソウが消えると、残されたのは真っ青な画面に、1つだけあるフォルダ…



【ナイトメアゲーム・ルール】



フォルダには、そう書かれていた


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