過去ログ - 三浦「あーしってさ案外一途なんだよね」八幡「はぁ」
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355:1 ◆4iWfcnGpVeQA[saga]
2013/11/10(日) 11:32:41.98 ID:/pxHn9wIo
 「まぁ、でもさ、八幡があーしを思ってやってくれたのは、嬉しかったし」

 俺を慰めるように肩を叩く優美子。マジで俺、殴られて、この結末はないわ。うん、ない。

 「でもさ、こういう大切なことはこれから、二人で決めて欲しいし」

 優美子は、いつものように手を差し出した。そう、指切りをするために。俺は嘆息する。

 この話は幼いころの指切りから始まった。そしてこれからも、この指切りで続いていくのだろう。

 俺は、これからも指切りを繰り返していかなければいけない事実に、うんざりとした気分になる。

 仕方なく、俺は優美子の指をとり、もう慣れた口上を述べる。

 「「ゆーびきりげんまん、うそついたらはりせんぼんのーます」」

 「「指切った!」」

 まぁ、悪くないんだけどな。俺は優美子の笑顔を見ながら、俺はこれからに想いを馳せる。

 うん、悪くない。俺はラブコメの神様に、ありがとう、と心の中でだけ呟いた。

 でも――――やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。そしてこれからも、まちがい続けるのだろう。


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