282:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/08(金) 23:58:03.41 ID:ZLiURsTP0
ミク「そうだなぁ……私のマスターってね、オッチョコチョイで、いつも周りから笑われてて。しかも、運がないと言うかツイてないと言うか」
ミク「電車に乗るときは晴れてたのに、降りる時にはどしゃ降りになってて。慌てて傘を買っても、風に飛ばされちゃったり」
ミク「でも、家に帰ってきて、私の前に座るとね。人に笑われたり嫌われたり、どんなに嫌な事があっても、笑顔で、今日も歌の練習だあ!って。私に、その日あった事を語りかけながら……」
ミク「私もそれが嬉しくて、マスターの言葉を目一杯大きな声で歌ったりして」
ミク「マスターが歌をアップする度に、少しずつ人気が出てきて、マスターも私もそれが嬉しくて、また歌をアップして」
ミク「けど、ある時、マスターの歌を聞いた心ない人の一言で、急に私に冷たくなって……」
初音ミク「心ない人の一言?」
ミク「うん…お前は自分では歌えない。だから機械の声を借りて歌ってる。結局は、虎の威を借る狐だって……」
初音ミク「ひどい!!マスターの想いを歌うのが私達なのに!!マスターがいるからこそ、私達は輝けるのに!!」
ミク「うん……それからだよ……僕は僕自信なんだって……マスターは……私を……嫌って……」
初音ミク「ミクちゃん!?」
ミク「私……は……マスター……に……本当は優しいって……知ってるよ……って……」
初音ミク「ミクちゃん!ミクちゃん!!」
ミク「も…………ダメ……みたい……最後に……マスターの……作ってく……れた最後の歌……歌いたかった……な……」
初音ミク「ミクちゃん!!!」
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