過去ログ - 社長「今度、上の階に越してきた高木といいます」
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9:>>7修正
2013/10/23(水) 16:16:58.47 ID:obhSRlC40
小鳥「会社を立ち上げるだなんて、初めての経験ですけど……本当に大変なんですね」

Aランチを注文した小鳥さんが、苦笑しながら仕事の話をする。

ランチタイムも終わって暖簾もしまったこの時間、店にいるのは私と彼女だけだ。

夜の仕込みをするにもまだ余裕があった私は、彼女の話に付き合うことにした。

小鳥「いろんなところに出さなきゃいけない書類もありますし、帳簿だってまとめなきゃいけないし……
   所属アイドルの募集を呼びかける広告だなんて作ったことも考えたこともないんですよ?
   あたし一人じゃとても手が回りきらないですよ」

話から察するに、765プロの雑用を一人で切り盛りしているのが小鳥さんらしい。

小鳥「まぁ、社長は今頃もっと大変な思いをしているんですけどね。
   いろんなところに頭を下げて顔を繋がなきゃいけないんですから」

高木はどうやら社長らしくあちこちを飛び回っているらしい。

その様子を想像すると、私がこの店を立ち上げようとした時の懐かしい記憶が呼び起された。

あの頃は銀行に頭を下げ、卸売の業者とも価格の交渉をして、内装業者と打ち合わせをして……

なんだか懐かしい気分に浸ると同時に、一気に高木に対する親近感が湧いてきた。

ただ、この時点じゃまともかどうかはまだ半信半疑というところに戻っただけに過ぎなかったが。


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