過去ログ - [みなみけ] ハルオ『ん?』保坂『む?』藤岡『え?』マコト『へ?』
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage ]
2013/10/24(木) 00:28:05.01 ID:tgz/fiCG0
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保坂(おや、あの傘は‥)

---回想---

高校 放課後

速水『やっほー保坂 』

保坂『おお、速水か‥ちょうど良いところに来た。』

速水『それは良くないタイミングに来たということかしらね。』

保坂『何を訳のわからんことを言っている、だが、まあいい。それよりもこれをどう思う?』

速水『ん?これって、保坂が持ってるその傘のこと?』

保坂『そうだ、俺が持っているこの傘をどう思うか、おれはそう聞いている。』

速水『どうって‥別に普通の傘じゃない?』

保坂『そうだ、これは何の変哲もない普通の傘だ。しかし、放課後、天気予報では晴れと言っていたにも関わらず雨が降ったとしよう。』

速水『うん、この時期だったらそういうこともあるんじゃない。というか今まさに雨が降ってきたわね。』

保坂『そうだ、この時期ならばそういうこともあるだろう。そんな時、愛するあの人のためにそっと傘を差し出せる。そういう男でありたいとおれは思うのだ。』

速水『ふーん、つまり春香ちゃんが雨で困ってる時に傘を渡して春香ちゃんの好感度を上げようと、姑息にも用意してきたわけね。』

保坂『意外な言葉でおれを表現するな。』

速水『でも、それは意味ないんじゃないかな?』

保坂『なに?それはどういうことだ?』

速水『さっき春香ちゃんに会ったんだけど、春香ちゃん傘持ってたわよ。』

保坂『なんだと?速水それは本当か?』

速水『そんなに疑うなら確認してくれば良いじゃない。まだ教室に残ってると思うわよ。』

保坂『よし、では行くぞ速水。』

速水『ちょっと、わ、私もー?』


春香の教室

春香『それで夏奈ったら、全部学校に置いてきちゃって。』

マキ『あぁそれはさすがの春香でも怒るわ。』



速水『ね、春香ちゃん傘を持ってるでしょ?』

保坂『うーむ、流石は南春香。天気予報では全く言っていなかったのに傘を用意してくるとは。そしてあの傘‥言葉では言い表せない色ではないか。』

速水『赤だね。』

保坂『‥‥さらにあの独特のフォルム。』

速水『一般的な傘の形だね。』

保坂『‥‥』

速水『あれ?保坂怒ってる?』

保坂『怒る?何故おれが怒る?愛すべき人が笑顔でいる。それだけでおれの心は幸せで満ち溢れるている。』

速水『ふーん、まぁいいや、春香ちゃんに貸さないならその傘私に‥って保坂?』

保坂『南春香‥どうやら君の為に用意したおれの傘は不要のようだ。だが、それでいい。君が笑っていてくれればそれでいい。アハハ アハハ アハハハハ‥‥‥』


---回想終了---


保坂(間違いない、あれは南春香の傘だ。よし、拾って渡しに行こう。)


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