過去ログ - 【安価】安価ンロンパ:安価で行うオリジナルダンガンロンパ【ダンガンロンパ】
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832:1 ◆t1HVecfVyk[saga]
2013/11/16(土) 23:50:51.72 ID:+2OQswtW0
ずぶり……と、リアナちゃんの持っていたナイフが、私のお腹に突き刺さっていた。

リアナちゃんは恐る恐る、突き刺さったナイフを抜こうとしているみたい。

マギカ「……リアナちゃん、落ち着いた?」

リアナ「どうして! なんで刺されるんだよ!」

リアナ「私は、マギカ姉を殺そうとしたけど……!」

リアナ「でも……それでも! 死んでほしくなかったのに……!」

ナイフを抜こうとする腕が震えきっている。

きっと、リアナちゃんは誰かと二人きりになったらこうやってその人を殺すつもりだったんだろう。

誰よりも、家族のことを気にかけているリアナちゃんなら……分からなくもない。

マギカ「私は……死んでなんかいないよ?」

リアナ「だ、だけど! 私は……、マギカ姉を……!」

ガチガチと歯を鳴らしながら、怯えきっているリアナちゃんの目の前で、刺さっていたナイフを抜き取る。

幸い、身体強化魔法のお陰で、刃はお腹の奥深くまでは突き刺さっていなかったものの、やっぱり痛いものは痛い。

だけど……今は、そんなことよりも大事なことがある。

怯えきっているリアナちゃんの頭を、私のもとに抱き寄せて。

リアナ「ま、まぎ、マギカ姉……血、血が……」

マギカ「もう、いいんだよ。そんなに怯えなくたって……」

マギカ「私はリアナちゃんを糾弾したりしないし……」

マギカ「寧ろ、リアナちゃんが誰も殺さなくて、安心したってところだから」

マギカ「だから、辛い思いは全部私に吐き出して?」

マギカ「気が済まないなら……ナイフで何度刺したっていいよ?」

マギカ「何度刺されても、私は死なない」

マギカ「私が死ななかったら……リアナちゃんは人を殺すことを諦めないといけないもんね?」

リアナ「……ふぇ、どうして、マギカ姉は……そこまで私に優しくしてくれるんだ……」

リアナ「私は、人を殺そうと……貴女を殺そうとしたのに……」

マギカ「リアナちゃんにとって、私はお姉ちゃんなんでしょ?」

だったら……。

マギカ「家族のことを心配するのに、理由なんていると思う?」

もし、リアナちゃんが家族を全部失ってしまったのなら……。

あの映像が本当だったとしたならば……。

リアナ「ぐずっ……う、ひっく……」

私が彼女の家族になろう。

こんなに弱り切ってしまったリアナちゃんを私はほうっておくことが出来ないから。


【Info】

リアナ・マルジェイヌのクロ判定値が著しく下がりました。
それに伴い、返り討ちにあって被害者になる可能性が減少します。

リアナ・マルジェイヌとの好感度が上昇しました。
リアナ・マルジェイヌから姉として慕われています。

通信簿の項目が追加されました。

スキル『真贋の見極め』を獲得しました。
『真贋の見極め』:操作時に、裁判で使用しないコトダマを記録しないようになる。



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