43: ◆sIPDGEqLDE[sage]
2013/10/24(木) 22:28:24.81 ID:X7yv58s+0
  
 音無「とまあこんな感じでべろんべろんに酔わせた挙句聞きだしたのよ」 
  
 春香「」 
  
44: ◆sIPDGEqLDE[sage]
2013/10/24(木) 22:28:58.87 ID:X7yv58s+0
  
 音無「まぁそんなこんなでね春香ちゃん、私はあなた達の気持ちを知っているし応援もしているのよ 
    だから、フェアリーと竜宮をだしにして逢いに行くのなんてダメよ 
    それはあの子達にもプロデューサーさんにも失礼だわ」 
  
45: ◆sIPDGEqLDE[sage]
2013/10/24(木) 22:29:52.70 ID:X7yv58s+0
  
 音無「それと、もう打ち合わせは終わってるかもしれないけどイベント会場は…」 
  
 小鳥さんが教えてくれた会場はビールと同じ名前の駅の商業施設の広場でした。 
 冬になると毎年綺麗なイルミネーションで彩られるそこで2ユニットのイベントが行われるんだそうです。 
46: ◆sIPDGEqLDE[sage]
2013/10/24(木) 22:30:22.26 ID:X7yv58s+0
  
  
 事務所を出た私は駅へ向かう。 
 いつも間にか雪が降っています。 
 昨日プロデューサーさんと別れた場所に差し掛かり少し足が止まりました。 
47: ◆sIPDGEqLDE[sage]
2013/10/24(木) 22:32:40.51 ID:X7yv58s+0
  
 春香「プロデューサーさん!!!」 
  
 P 「うぉ!反応早!」 
  
48: ◆sIPDGEqLDE[sage]
2013/10/24(木) 22:33:59.50 ID:X7yv58s+0
  
 春香「ごめんなさいプロデューサーさん…っく…突然こんな…困っちゃいますよね…ひっく…でも…聞いてください」 
  
 顔を上げると目が合った。 
 真剣な眼差しが私に向けられる、優しく握られる私の手。 
49: ◆sIPDGEqLDE[sage]
2013/10/24(木) 22:34:37.19 ID:X7yv58s+0
  
 想いを伝えたら、もう堪え切れませんでした。 
 胸に顔をうずめて泣くことしかできません。 
 きっとプロデューサーさんは呆れてる事でしょう。 
 こんなわがままな女の子なんて。 
50: ◆sIPDGEqLDE[sage]
2013/10/24(木) 22:38:02.17 ID:X7yv58s+0
  
 申し訳なさそうな表情、でもすぐに私の好きな優しい笑顔になってくれました。 
  
 P 「受け取ってもらえるか?」 
  
51: ◆sIPDGEqLDE[sage]
2013/10/24(木) 22:39:24.91 ID:X7yv58s+0
  
 春香「これって…」 
  
 P 「一応ペア、なんだけど…」 
  
52: ◆sIPDGEqLDE[sage]
2013/10/24(木) 22:40:16.23 ID:X7yv58s+0
  
 P 「あれ、こっち?」 
  
 春香「はい、これで私と別現場に行っても私が傍にいる事になりますよね」 
  
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