9: ◆sIPDGEqLDE[sage]
2013/10/24(木) 21:55:44.42 ID:X7yv58s+0
言うや否や踵を返して走り出すプロデューサーさん。
その背中を見送る私。
あの夏の日に見た嫌な夢がフラッシュバックしてきます。
あの時は引き止められる距離にいたプロデューサーさんが、今はもう手の届かない場所にいる。
声を出そうとしても、足を動かそうとしても、私はその場に立ち尽くすことしか出来ませんでした。
何が起こったのか分からず、数分間そうしていました。
携帯に連絡してもプロデューサーさんの携帯からは運転中のメッセージが流れるだけ。
足取り重く駅まで歩く冷たい帰り道。
風が出てきて軽く吹雪いてきた道のりを心を震わせながら歩いていきます。
普段二人で歩くとあっという間に感じる駅までの道のりも、一人で歩くととても長い道のりに感じます。
きっと大丈夫、何か用事があっただけ。
そう自分に言い聞かせても、あったであろう描いていた幸せと現実のギャップに胸が痛みます。
春香「あれ、おかしいな。雪が雨に変わったのかな?」
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