過去ログ - 京太郎「季節は秋でも!!」 咲「心は春だー!!!」
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647: ◆mWKhXF7IcAe0[saga sage]
2013/12/23(月) 23:34:15.04 ID:/ZV8IeYg0
『参考にするのは龍門渕の井上さん、阿知賀の新子、白糸台の亦野さん、あとは風越の福路さんかな』




それはとても酷い打ち方で。
でも、彼が地道に作り上げて形にした、彼にとっての最初の武器。




『鳴き麻雀しかないと思うんよ、俺が勝つためには』

『不要牌引くってことは、つまり今までの手からは決して作れない、新しい手を作るチャンスが生まれるってことだろ? ………違うとか言うなって、そういうもんだと思っとけばいいの!!』

『んで、その不要牌を最大限に生かそうと思うと普通に面前で作ってたらどうしても出遅れる』

『そこでクソ鳴き麻雀だよ、咲』




そんな滅茶苦茶な武器だけで、彼はプロとしての道を歩いていく。
堪えきれずに掲げた拳、響き渡る鬨の声。


それは本当に酷い、とても褒められたものじゃない打ち方だけれど。
誰にだって、『自分だけの打ち方』(ソレ)自体が宝物。
ホントにでかい、誰もが耳を疑うような夢物語でも。
信じきった人によっては、自伝にも成り得るんだって。



誰もが才能もない彼のプロとしての打ち方を呪い出した。
「願わくば高波ー才能の壁ーよ、悪魔となって彼の前に立ちはだかれ」と。



容易く覚悟の前に立ち塞がりやがって。
夢の終わりは、彼が拳を下げたときだけだというのに。


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