過去ログ - 京太郎「季節は秋でも!!」 咲「心は春だー!!!」
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>>830いえいえ、お気になさらず
◆mWKhXF7IcAe0
[saga sage]
2014/02/10(月) 22:26:11.79 ID:9WcgqMuJ0
京太郎「……なぁ、本当に死んじまうのか? ……大丈夫だよな? 本当に死んだりしないよな?」
彼女の耳元に顔を近づけ、俺は問い掛ける。
以下略
833
:
◆mWKhXF7IcAe0
[saga sage]
2014/02/10(月) 22:29:21.34 ID:9WcgqMuJ0
京太郎「なぁ…俺の顔、見えるか?」
俺は、そう訪ねる。
以下略
834
:
◆mWKhXF7IcAe0
[saga sage]
2014/02/10(月) 22:31:28.53 ID:9WcgqMuJ0
暫くの沈黙を破り、彼女が口を開く。
咲「私を埋めたらさ。空から落ちてくる星の破片を拾って、墓標代わりにしてほしいの」
以下略
835
:
◆mWKhXF7IcAe0
[saga sage]
2014/02/10(月) 22:33:06.87 ID:9WcgqMuJ0
「日が昇って、そして沈むでしょ? そしたら、また日が昇るでしょ?」
以下略
836
:
◆mWKhXF7IcAe0
[saga sage]
2014/02/10(月) 22:34:31.50 ID:9WcgqMuJ0
俺は黙って頷く。
彼女は静かな調子で、されど声を張り上げて、先程の俺の質問に答える。
以下略
837
:
◆mWKhXF7IcAe0
[saga sage]
2014/02/10(月) 22:36:26.17 ID:9WcgqMuJ0
そう答えると、彼女の瞳に写っていた俺の姿が、崩れ始める。
波紋が水鏡を乱すように俺の姿が揺らめき、やがて彼女は眼を閉じる。
長いまつげの間から涙が頬へ垂れる。
以下略
838
:
◆mWKhXF7IcAe0
[saga sage]
2014/02/10(月) 22:39:02.20 ID:9WcgqMuJ0
あ、やばい。
真珠貝の部分抜けた。
>>834
の二行目に次の文を入れといてください。
以下略
839
:
さ、気にせずに行こう
◆mWKhXF7IcAe0
[saga sage]
2014/02/10(月) 22:40:46.64 ID:9WcgqMuJ0
庭へ降りた俺は、大きな、滑らかな、緑の、鋭い、真珠貝で、約束通り、穴を掘る。
土を掻き出す度に、貝の裏に月の光が差して、きらきらと輝く。
以下略
840
:
◆mWKhXF7IcAe0
[saga sage]
2014/02/10(月) 22:42:13.64 ID:9WcgqMuJ0
星の破片が落ちてくる。
俺は約束通り、それを拾って、軽く土の上に乗せる。
以下略
841
:
◆mWKhXF7IcAe0
[saga sage]
2014/02/10(月) 22:43:30.82 ID:9WcgqMuJ0
俺は約束通り、墓の近くにあった苔に腰を下ろす。
これから百年間、こうして待っているんだな。
以下略
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