49: ◆6xwp19VYUg[sage saga]
2013/10/27(日) 21:51:45.00 ID:xnyh+LjWo
「いや−、毎日毎日あなたが寝ているものだから、ひょっとして眠り姫さん?
ってファンタジーなことを疑っていたかも、ってミサカはミサカは伝えてみたり」
「なンなンだよそのウザってェ口調は」
久しぶりに人の声を聞いたら懐かしさぐらい覚えると思っていたのだが。
怒濤の如き少女の言葉に、気が滅入るのが先だった。
顔をしかめる鈴科を気にすることなく、少女は鍵を取り出し、鉄格子についた小窓を開ける。
そして空の盆と、持ってきた盆を交換する。慣れた仕草だった。
それから、壁にもたれて座り込む。
「……出て行かねェの?」
「せっかくあなたが起きてるから、少し見ていたいな、ってミサカはミサカはお願いしてみたり」
「好きにすりゃいいけどよ」
どうせ、鉄格子の外に干渉することなど出来はしない。
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