83: ◆6xwp19VYUg[sage]
2014/04/16(水) 23:21:12.91 ID:HVq+F4h2o
インデックスとの約束を果たすべく、屋台の並びに近付いたはいいものの。
二人はすぐに足を止めてしまった。
「……すーっごく、混んでるんだよ」
上条の遅刻に加え、白い少年の介抱(と言えるか分からないが)に時間をとられ。
気付けば、昼飯時の、最も混雑する時間帯にさしかかっていた。
人が密集し、屋台の並びに近付くだけでも人混みをかき分けなければならない。
至る所に長蛇の列が出来てしまっている。
とはいえ、屋台は回転が速い。視覚から受ける印象ほどには、待たずにすむだろう。
いくら空腹とはいえ、耐えられない、ということはないはずだ。
……上条だけならば。
…………隣で、腹を空かせている少女さえいなければ。
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