8: ◆MJ8i8ClBa.[saga]
2013/10/25(金) 20:26:38.24 ID:ejPn7EYA0
女「いや、大丈夫だよ。なんか男君ががんばって私に伝えたいことがあるのはわかるからw」
男「そっか、ありがとう」
女「たぶん男君、今悩みごとがあるんでしょ? それを私に相談したかったんでしょ?」
男「そういうこと。女は話が早くて助かる」
女「一応長い間男君と接してきてるしねw」
男「そうだなw」
女「どんな悩みなの?」
男「それが、わからないのが悩みなんだよ」
女「えっ?」
男「なんていえばいいんだろ。心に穴が開いてるような感覚があって、何か大切なものを置き去りにして生きてる気がするんだ。それが、女になら何なのかわかるかなって思ったんだ」
女「心に穴が開いてる……大切なもの……。んー……。それだけじゃ結構難しいなぁー」
男「そうだよな。無理に等しいもんな」
女「……んー……」
男「一本桜」
女「!」
男「一本桜だ」
女「一本桜がどうかしたの?」
男「あそこを通るといつも立ち止まってしまう。きっと一本桜に秘密があるのかもしれない」
女「一本桜に……。そっか。男君の心の穴って……」
男「何かわかるのか?」
女「わかるかもしれない」
男「そうなのか!? じゃあ教えてくれ!」
女「ごめん、それはちょっと無理かなぁー……」
男「なんでだ!?」
女「私の心の中の蓋が外れちゃうから」
男「は? 意味がわからんぞ」
女「……ごめん、とりあえず私は話せないな。ほんとごめん」
男「……そっか。無理にとはいわないよ」
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