過去ログ - ほむら「あなたにお願いがあるの……さやか」
1- 20
270:[saga sage]
2014/06/01(日) 12:58:45.40 ID:JzcaOZ8n0


さやか「……ねぇ、恭介。左手出して」

恭介「うん。えっ!……さやか///」




さやか「今日はありがと。けど、あんまり無理しちゃ駄目だよ」

さやか「指が本調子じゃないから焦っちゃうかもしれないけどさ、恭介だったら絶対前みたいに弾ける様になれるよ」

さやか「あんまりいい加減なことは言っちゃダメだけど、あたしの言った奇跡も魔法もあったでしょ。だから今度もあたしのこと信じてよ」


さやか「もし信じられなくても、悪いことばっかり考えてるより良くなるって考えた方が絶対良いはずだよ」

さやか「あたしは気分転換くらいしか力になれないけどずっと応援してるから」



恭介「ほんとにそうだよね……でも、そんなことは自分で気付かなきゃだめだよね」

恭介「今回ケガをして、自分がどれだけ色んな人に甘えてたか実感したよ。さやか、ほんとにごめん。それとありがとう」


さやか「えへへっ///」

さやか「じゃあ、帰ろ」



さやか「……恭介?」

恭介「……さやか……このまま帰らない?」

さやか「……えっ?」



それはどっちからだったんだろう?
ためらって、離れようとして、それを追いかけて、そして繋がって。


帰り道、心臓の鼓動と右手の暖かさが気になって何を話したかあまり憶えていない。
ただ夕日に染まった町並みが見たことがないくらい綺麗だった。


*  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
277Res/224.50 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice