過去ログ - ほむら「あなたにお願いがあるの……さやか」
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8:[sage saga]
2013/10/25(金) 23:48:14.60 ID:RfVe28w90

さやか「おっ、ちょっとは元気出て来たな?」

ほむら「あっ!」

気がつくと二人がにこやかに私を見つめていた。

さやか「まっ、不安もあるだろうけどさ。出来ることは何でもするから遠慮なく相談しなよ」

仁美「そうですわ。落ち着いたお話の出来るお友達が欲しいのは本当ですし」

さやか「まだ引っ張るの?」

仁美「いえ。さやかさんは調子に乗ると『嫁になるのだ〜』とか言って抱きついてきたりしますから」

仁美「そんな時、止めてくれる友達がいてくれると嬉しいですもの」

さやか「なに『嫁になるのだ〜』って私そんなのやって…たかな?」

仁美「そうですわ。確かどなたかに…」

さやか「やっぱりやって…ないよね」

仁美「そういえば…まぁさやかさんはいつかそういうことをされる自覚もある様ですから気を付けるに越したことはありませんわ」

さやか「けっきょく最後までオチ担当!」

二人の掛け合いについ顔が綻んでしまう。こうやって友達とたわいない話をしながら並んで帰る。

病室で長い間、憧れていた光景に自分が参加している。不安より大きな喜びが胸を満たす。

ほむら「…えと美樹さん、志築さん…迷惑かけるかも知れませんけど…よろしくお願いします」

さやか「もちろん。さやかちゃんにまかせなさいっ!!」

仁美「ええ。よろしくお願いいたしますわ」

こうして不安を持って望んだ新しい学校の一日は嬉しい出来事で終えることが出来た。


でも何故だろう。胸の奥に小さな何かが残った様な気持ちが晴れることはなかった。


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