過去ログ - 咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」 照「……6冊目」【阿知賀成分】
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225: ◆OtZIp/YaIxCt[saga]
2013/12/18(水) 03:21:18.19 ID:IyNgW1kk0




――ホテル・灼、晴絵の部屋



灼「……」ガチャッ

晴絵「お、灼。お帰り」

灼「……ハルちゃん」

晴絵「……どしたの? 顔、真っ赤だよ?」

灼「こ、これは、そのっ……」アセアセ

灼「……」

晴絵「……」


晴絵「――風邪とかじゃ、ないんだね?」

灼「……あ」

灼「う、うん」コクッ

晴絵「そっか」


晴絵「それじゃ、『顧問』として私は何も言わない」

灼「……」ピクッ

晴絵「――それじゃ、小さい頃からの『馴染み』として」

晴絵「聞いてもいい?」ニコニコ

灼「――」


灼「ごめんなさい、今はダメみたい」

晴絵「……そっかー」

灼「いつか、その――」

灼「ハルちゃんと、相談というか、その……ええと」

晴絵「……」


晴絵(まったく)

晴絵(あのちっこい――いや今でも背丈はちっこいけどさ――女の子が、こんな表情をするようになるとはねぇ)

晴絵(……ちょっと妬けちゃうぞ、『誰かさん』?)クスッ


灼「……」

灼(ハルちゃんへの「憧れ」と「恋心」……)

灼(――今なんとなく、分かるような気がしてるんだけど)


灼(だとしたら)

灼「……」カァァ

灼(頭のなかに浮かんでくる「あの子」のことを頭から追い払い、私はベッドに顔を埋めてしまった――)


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