過去ログ - 咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」 照「……6冊目」【阿知賀成分】
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231: ◆OtZIp/YaIxCt[saga]
2013/12/19(木) 03:00:12.52 ID:3w2QwE510




――休憩時間・松実館ロビー



京太郎「……よしっ」

京太郎(これで大体、いいだろう)


客「あらあら、これは綺麗……」

京太郎「ありがとうございます、お客様!」ペコッ

客「これ、貴方が一人で造ったの?」

京太郎「僕一人だけではなくて、従業員の方にもお手伝いして頂きました!」

客「ふんふん」

客「――なるほどねぇ」ジッ

京太郎「……?」キョトン


客「私はこの旅館の、常連みたいなものなの」

京太郎「そ、そうだったんですか! ありがとうございます!」ペコッ

客「……それこそ」

客「『あの子たち』の小さい頃から、かな?」

京太郎「う、うちの姉ちゃ――いや! 本旅館の姉妹ですか?」

客「ふふ、もっと砕けて大丈夫よ?」ニコニコ

京太郎「……あ、ありがとうございます」


客「――それこそ、あの子のお母さんがご存命だった頃からの、ね」

京太郎「……二人の、お母さんが」

客「いやぁ、あの頃から可愛らしかったけれど……」

客「――予想以上の成長ね?」クスッ

京太郎「ど、どうしてそんな意味深な表情を?」

客「さぁ、なんででしょう?」ニコニコ


客「それで……あなたは」

客「いつ頃から、二人と知り合ったの?」

京太郎「それは、小学生の頃ですね」

京太郎(思えば、あれから随分経ったもんだ……)

客「へぇ……」


客「それで、『どっち』?」

京太郎「……」

京太郎「え?」キョトン

客「またまた」

客「――あなたの表情から、察しないわけないでしょう?」

京太郎「……」


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