過去ログ - 咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」 照「……6冊目」【阿知賀成分】
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234: ◆OtZIp/YaIxCt[saga]
2013/12/19(木) 03:01:50.41 ID:3w2QwE510
京太郎「ほら」

京太郎「どこか、行く、なんて……」

京太郎「日本じゃ、そう、だろ――なんというか」

玄「……」

玄「ふーん……」

玄「つまり、私と一緒に『U○J』とか行きたかった、とか?」ズイッ

京太郎「そうだな、大阪だったら近場だったし……」


京太郎「――ともあれ」

京太郎「しょうがない……よな」

玄「ん」

玄「『お客様第一』が、基本だからね!」

京太郎「……だから」


京太郎「せめて――」

玄「……あれ?」


京太郎「――玄姉ちゃんに、見せたくって」


玄「……!」

玄(ロビーに飾られたクリスマスツリー……)

玄(暗がりに透き通るように綺麗な――イルミネーション)

玄(これは……)


玄「……もしかして」

玄「前から、このために?」

京太郎「いや」

京太郎「勿論、『お客様第一』ってこともあったから、そのためだよ」

京太郎「――ただ」


京太郎「こうした暗いところでの、景色」

京太郎「これは、玄姉ちゃんに初めに見せたかった」

玄「……!」

京太郎「いつも、仕事とはいえ自分のことは後回しにしがちな玄姉ちゃんのために」

京太郎「これを、見せたかったんだ――」

玄「……」


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