過去ログ - 咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」 照「……6冊目」【阿知賀成分】
1- 20
253: ◆OtZIp/YaIxCt[saga]
2013/12/21(土) 22:38:55.32 ID:H5OFB7Hv0
 ――どうしたものか。

 とても困ったことになってしまったような、そんな気がする。
 煮詰まった脳内を無理矢理に整理しようとすれば、その感情はすぐに顔の赤みとなって表れてしまう。

 ふと、口唇に触れる。
 冷えた人差し指に対し、赤く熱がこもった口唇。
 その対比が、私の胸をさらにおかしくする――

「……あぁ」

 これは、なかなかキツいな。




――回想・阿知賀学院、階下


京太郎「……ふぅ」

京太郎(めっきり寒くなったな……)

京太郎(あの全国大会から、もう――)

京太郎(なんて、こんなことばっかり考えるのは)

京太郎(俺にとって、よっぽど――)


 ――私が、ずっと山を走り回るから――

 ――それで、私たちが……――


京太郎(あの大会が、心に……残ってるんだろうな)

京太郎(――しかし、ボーっとしすぎってのもなかなか)

京太郎(マズいだろうから、ちょっと立て直さないと――)

京太郎(教室まで、あともう少し)テクテク



――同時刻、階上



穏乃「〜♪」

穏乃(いやー、やっと授業が終わった!)ノビー

穏乃「……」キョロキョロ

穏乃(よし、誰も見てない……おもいっきり、走れる!)

穏乃(階段一気降りっていうのは、今しかできないよね……!)


穏乃「よしっ」ダッ




京太郎「……ん?」

穏乃「――あれ?」



ドンッ!



京太郎「」

穏乃「」

二人「!!?」バッ


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/746.43 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice