過去ログ - 咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」 照「……6冊目」【阿知賀成分】
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389: ◆OtZIp/YaIxCt[saga]
2014/02/01(土) 01:57:57.37 ID:0LReQwoM0
 口唇と口唇が触れ合う。そのことを、キスという。


 生きていれば、道行く人と肩が触れ合ったり、足を踏んづけてしまったり、色々な形で他人の身体と触れる機会はある。
 そうだ。たかが、それだけのことじゃないか。


 そもそも、「キス」という行為に特別な意味なんてないんじゃないか。
 結局、誰かが後付けの理屈を捏ねただけじゃないか。
 その行為自体が何だというのか――


「……と、言ってもなぁ」


 テレビの前で、こんな取り留めのない思考が脳内で渦巻いていた。
 画面では、二人の女子高生がキスをして、顔を赤らめている。
 少し前に始まったアニメのワンシーンだ。


「こういう反応が、答えになっちゃうわけで……」


 どう理屈を付けても、意味なんてないと自分でも分かっている。
 つまりは、「そういうこと」なんだろう。



 ――今日のことは、なかったことで!――


 自分が言った台詞を思い返しながら、苦笑してしまう。
 なんだ、あんな風に提案しておきながら……


「なかったことに出来るんだったら、苦労しないって……」


 自分がそう出来ないんじゃ、世話ない。


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