過去ログ - 咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」 照「……6冊目」【阿知賀成分】
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595: ◆OtZIp/YaIxCt[saga]
2014/11/10(月) 03:37:13.59 ID:Cnelz+sT0
灼「いやいや、こんなこともあろうかと、って……」

灼「どういう事態を考えてたの?」

京太郎「……いやまぁ」

京太郎「憧が『櫛を持たない男子とか恥ずかしくないの?』とかわけのわからないことをのたまったので」

灼「――また、憧かぁ」タメイキ

京太郎「え、なんですかその視線?」


灼「何だか最近、憧絡みの話が多い気がして」

京太郎「そう、ですかね……」

灼「うん」

灼「――まぁ、憧は可愛いからねー」

灼「それでオシャレも完璧だしねー」

京太郎「さっきから妙に棒読みっぽいですね……」

灼「……私より、ずっと」キュッ

京太郎「……灼さん」


――食後

灼「……」

京太郎「そ、それじゃ」

京太郎「とかしますよ?」

灼「――う、うん」モジモジ

京太郎(……そういえば)

京太郎(『充電』という触れ合いはしたことがあるとはいえ)

京太郎(……灼さんの髪に手を触れるのは初めてだ)

灼「きょ、京太郎くん」クルッ

京太郎「な、なんですか灼さん?」

灼「……先輩、命令」アセアセ


灼「や、優しくして、ね?」ウワメヅカイ


京太郎「」

京太郎(さすがに……さすがに卑怯ですってば、それ)

京太郎(というか、髪をとかすのに『優しく』も何もないんじゃ……いや、落ち着け俺)

京太郎「そ、それじゃ、とかしますよ」

灼「……ああ、今ならまだ手でパパっと」

京太郎「許しません」

灼「あっ」


京太郎「……」

京太郎(――そりゃまぁ、灼さんは憧とかとは違う)

京太郎(考えてみれば、麻雀部のメンバーで灼さんだけが髪が短い)

京太郎(髪が長いのが、必ずしも『女の子らしさ』に繋がるってわけじゃないけど……)

京太郎(でも、そんなあれこれも、灼さんの髪に櫛を通したら――)


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