過去ログ - 咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」 照「……6冊目」【阿知賀成分】
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614: ◆OtZIp/YaIxCt[saga]
2014/12/17(水) 00:38:44.53 ID:k/UsvnXt0



――件の本屋



京太郎「……ああ」

京太郎「出版不況が叫ばれる中、いい所だな」

咲「しゅっぱんふきょう? なにそれ?」キョトン

京太郎「……いや、昨日のニュースで偶然見た話題なんだけど」

京太郎「ほら、ネットで色々帰るようになったから、地域の本屋さんが潰れそうになったりしてるって――」

店主「おいおい、うちもその『地域の本屋さん』なんだよ?」

京太郎「あっ……」

咲「――京ちゃん、大ポカだね?」ジトッ

京太郎「元はといえばお前が」

店主「いや、別に怒ってないって」

店主「実際、こんなご時世だし、そういう面も強いしな……」

京太郎「あ、そ、そうなんすか……」

京太郎(やべぇ、こういう話題の時、どう応じればいいのか分からない)

京太郎(部長や和とかなら、上手い返しを思いついたりもするんだろうけど……)

京太郎(――俺と、コイツじゃなぁ)

咲「むっ、なにその『お前がパートナーじゃなぁ……』的な視線は」

京太郎「いつの間に読心術を!?」ギクッ


店主「はは、まぁいいんだよ」

店主「ここにも、君たちみたいな面白いお客さんが来てくれるし」

咲「お、面白い……?」

京太郎「そ、それってどういう?」

店主「あぁ――」


店主「いや、なかなかカップルでここに来る客も最近は見なくなってね」


京太郎「」

咲「」

店主「ちょっと前は、そういうカップルもちょくちょく見かけたんだけど」

店主「最近はなかなか――あれ?」

店主「どうしたんだい? 熱か?」

京太郎「い、いや、その――」

咲「か、関係無いですから!」

咲「きょ、京ちゃんと私は……そう! ただの、クラスメイトです!」

店主「ほぉ……ただのクラスメイト」

店主「――でも、呼び名は『京ちゃん』なのか、ふむ」

咲「――!」カァァ


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