過去ログ - 咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」 照「……6冊目」【阿知賀成分】
1- 20
617: ◆OtZIp/YaIxCt[saga]
2014/12/17(水) 00:45:38.00 ID:k/UsvnXt0
店主「……いいんだよ」

店主「高校生なら、何かと暴走しがちになるのも当然」

店主「もちろん、一線を越える……意味は分かると思う。もちろん、ここまで行くのは危険だけど」

京太郎「お、俺とアイツは、そういうことは!」

店主「まぁ、そうだろうなとは思った」

京太郎(なんだろう、バカにされたような気がする……)


店主「ともあれ」

店主「あの子は君のことを……恋愛感情の面を抜きにすれば、頼りにしているように感じた」

京太郎「覗き見てたんですか?」

店主「いやいや、別にそんなことしなくてもわかるよ」

店主「きみがその文庫本を持ってきた時――あの子はずっと、君の服の袖を握っていた」

京太郎「……」

店主「それだけで、十分すぎるほどの『根拠』だと思う」

店主「とにかく君は、彼女ととても相性がいい、っていうことも」

京太郎「……」

店主「一緒にいた方がいい、というのも――」

京太郎「……すみません、そろそろ帰ります」

京太郎「本、ありがとうございました。アイツも喜ぶと思います」

店主「いやいや、こっちこそありがとうございます」

店主「……悪いね、こっちも経営がご時世も合ってキツイもので」

京太郎「?」

店主「この、漱石さん」

店主「おまけして、君に返そうかと思ってたんだけど……」

京太郎「――!」

店主「こっちの経費に」

京太郎「そ、そうしてください! 是非!」

店主「了解。お釣り、760円です」チャリン

京太郎「い、色々、ありがとうございました! 失礼します!」


店主「……」

店主「やれやれ」

店主「――若人は、いつ見ても暇しないよ、全く」クスクス


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/746.43 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice