過去ログ - 咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」 照「……6冊目」【阿知賀成分】
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639: ◆OtZIp/YaIxCt[saga]
2015/01/14(水) 23:55:21.98 ID:c4A2HNic0
咲「とにかく!」

咲「それじゃ何で、そんなこと聞いてきたの?」ジトッ

京太郎「……いや」

京太郎「こんなカップルだらけの所で、一緒にいたら……なんか」

京太郎「俺たち、浮いてないかな、とか考えちゃってさ」

咲「……」

京太郎「で、咲が見抜いた通り、俺は『楽しい』ってのはホント」

京太郎「ただ――お前はどう感じてるのかな、なんて」

京太郎「ちょっと気になっちゃってさ」

咲「……もう」


咲「相変わらず、おかしな所で気を遣うね、京ちゃんは」ハァ

京太郎「……ああ。我ながら、おかしなことを聞いちまったって思ってる」

咲「ふふっ、素直でよろしい」ニンマリ

京太郎「……部長の真似を咲がすると、威厳って大切なんだなって思うよ」

咲「ふ、ふふっ、生意気でよろしい……」ピクピク

京太郎(ニコニコ笑いながら引きつらせるとは、なかなかの高等技術だ……)


咲「まぁ、それはともかく」

咲「私は京ちゃんと一緒にいれば、楽しいよ」ニコニコ

京太郎「……」

咲「今日みたいな日でも、そうじゃない日でも」

咲「ほら、こんな言葉があるでしょ? 『君が〜 「おっと、ごめんなさい」ドンッ


京太郎「」

咲「が……」

通行人「すみませーん!」タタタッ

京太郎(咲がドヤ顔で知識をひけらかそうとしていたら)

京太郎(人がぶつかって、咲の位置が変わった……)


京太郎(――おいおい)

咲「うぅ、その後が出てこない……って」

咲「――!?」カァァ

京太郎「ま、待て、咲! 足が絡まってるから!」ダキッ

京太郎(その結果、俺の胸に咲が飛び込む格好になった)

京太郎(で、コイツはそのことをようやく意識したのか、すぐに戻ろうとしたけど……)


咲「きょ、京、ちゃん……?」

京太郎「――あ」

京太郎(それを抱きとめた俺は、今更、事態を認識する)

京太郎(つまり……そこかしこで見られるカップルと同じような行動を)


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