過去ログ - 咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」 照「……6冊目」【阿知賀成分】
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72: ◆OtZIp/YaIxCt[saga]
2013/11/14(木) 00:10:08.09 ID:t9zNEIK+0
久「貴方がさっきから、何度も口にする人」

久「――その人と、ずっと一緒にいること」

久「何よりも、望んでいるんじゃない?」

京太郎「……」

京太郎「そんな、こと――」

久「素直にならないと」

久「……あの二人が、ちょっと可哀想よ」

京太郎「……」


京太郎「――部長」

久「なぁに?」

京太郎「……俺」


京太郎「はっきりと、させなきゃ――」






――いけない、でしょうか?


続く言葉は、白い視界にまぎれて消えてしまう。
そして、闇が落ちてきた。


消えゆく意識の中で二人の同級生の顔が、現われては消えた。
優希は、何だか無理に笑おうとしているようで。
和は、目を押さえることに懸命なようで。


声を出そう、と思っても出ないまま……


俺は――





――???



京太郎「……う、ん」パチッ

京太郎「ここ、は――」

「――ん」ピクッ

京太郎「!」


京太郎(まったく)

京太郎(やっぱり、お前か――まったく、もう)

咲「……え、へへ」

咲「あったか、い……」ムニャムニャ

京太郎(寝言か)

京太郎(見れば――ここは、俺の部屋)

京太郎(で、さっきまで寝てたのは……なるほど、炬燵か)

京太郎(もう、そんな時期になるんだな……)


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