過去ログ - 咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」 照「……6冊目」【阿知賀成分】
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747: ◆OtZIp/YaIxCt[saga]
2015/04/04(土) 23:24:45.35 ID:eVtPHAhn0



――裏庭


京太郎「……ここなら、バレないか」

咲「う、うん……」モジモジ

京太郎「なるべく、他の人には見られたくないしな」

咲「……ね、ねぇ、京ちゃん」

京太郎「ん?」

咲「わ、私、いない方がいいんじゃないかな?」

咲「……相手の人、きっと京ちゃんにだけ読んでほしいんだと思うし」

咲「そ、それに……私と一緒じゃ、まるで」

京太郎「咲……」

咲「や、やっぱり何でもないっ!」ブンブン


京太郎「――まあ、何だ」

京太郎「俺も、こういう経験なかなかないからさ」

咲「……『全然』じゃなくて?」

京太郎「ゲ、ゲームの中でなら、少しだけ」

咲「ふーん……」

咲「京ちゃんも好きだねえ」

京太郎「二回目だけど、お前が言うな」


京太郎「……それはともかく」

京太郎「咲。一緒に、ここにいてくれ」

咲「……!」

京太郎「や、やっぱり俺一人じゃ、もしかしたらテンパッて何も分からなくなっちゃうかもしれないし」アセアセ

京太郎「だ、だから……」

咲「――わ、わかった」

咲「きょ、京ちゃん、声も裏返ってるし、す、凄く早口になってるし、ね」アセアセ

京太郎「お前もな……」


京太郎「――それじゃ、開けるか」

咲「……」ドキドキ

京太郎(ごめんなさい、差出人さん……)

京太郎(でも――きちんと、気持ちは受け取りたいので、許してください……)

京太郎(――よしっ)パラッ

咲「あ……」



『背景、おっと間違えた。拝啓 須賀京太郎様へ』



京太郎「……な、なんだ、初っ端から」

咲「京ちゃんがあかりちゃんみたいな扱いになってるね……」

京太郎「……続きは」


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