過去ログ - 咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」 照「……6冊目」【阿知賀成分】
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◆OtZIp/YaIxCt
[saga]
2015/04/28(火) 04:12:25.34 ID:VxJ4S8l60
咲「あ、京ちゃーん? もう、私のこと無視してぇ……」
優希「京太郎ー! さっきから年上の所にずっと――年上好きか、お前はぁ」
京太郎(まったく――こんな二人の姿を見ることになるなんて)
京太郎(恨みますよ……部長。いや、元・部長)
和「あら、須賀くん? おかえりなさい」
京太郎「ああ、和。ただい――」
和「ご飯にします、お風呂にします? それとも――」ニコニコ
京太郎「」
和「……あら?」
和「もう、須賀くんったら……こんなこと、言わせないでください。もぉ……」カァァ
京太郎(――他二人はともかく、酔った和ほど怖いものはない)
京太郎(想像してみてほしい。顔を赤らめて上目遣いで、こっちをどこか朦朧とした目で見つめてくる、スタイル抜群の女子の姿を――)
優希「京太郎!? ちょっと遅かったんじゃないか?」
京太郎「ねぇ? 優希ちゃんも思うよね? ……京ちゃん、どこ行ってたんだろうねぇ」
和「もう、二人とも? 須賀くんはお仕事でお疲れなんですから……ゆっくりとさせてあげないとダメですよ?」
咲「……そうだね、原村さんの言うとおりだね」
優希「さすが――京太郎のお嫁さんだじぇ」
和「ええ、私はお嫁さんで――」ハッ
和「ゆ、優希? そ、それは、違います……」アセアセ
和「わ、私――須賀くんのお嫁さんなんて……た、ただ。ちょっとでも頼りにしてくれれば、それで」
優希「ご、ごめん、のどちゃん……咲ちゃん、謝るんだじぇ」
咲「え、え? なんで、私なのぉ?」モジモジ
優希「――そりゃあ、咲ちゃんが」
京太郎「わかったわかった」
京太郎「ほら。お前ら、烏龍茶注ぐから、早く飲むんだ」
京太郎「酔いを覚ますには、思い切り水とかお茶を飲んだ方がいいからな」
咲「あっ、なにさ、京ちゃん……わ、私、別に酔ってなんか」
優希「そうだそうだ、咲ちゃんの言うとおり。おい、京太郎、のどちゃんを泣かせて……」
和「わ、私、泣いてません……ただ」チラッ
和「――み、宮永さんに」
咲「え? ど、どうしたの、原村さん」
和「……いえ」
和「さっきの私の言葉は、むしろ宮永さんが――」
京太郎「つ、注ぎ終わったぞ」コポコポ
京太郎「早く飲むこと。いいな?」
優希「へいへい、わかったじょ……」
和「――あ、ありがとうございます、須賀くん」
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