過去ログ - 咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」 照「……6冊目」【阿知賀成分】
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895: ◆OtZIp/YaIxCt[saga]
2015/09/21(月) 15:29:02.89 ID:tqIyA8Uv0


――阿知賀学院・部室


灼「……あのね、京太郎くん」

京太郎「灼さん?」

灼「最近、夢を見るんだけど」

京太郎「夢……?」

灼「う、うん」

灼「その夢のなかで……私とは似ても似つかないような女の子がいて」

灼「その子、凄く明るいの。でね、それを見てたら何だか落ち着かなくなっちゃって……」

京太郎「……どうして?」

灼「いや、何というか……声が何だか似てる気がして」

京太郎「灼さんと?」

灼「う、うん……」コクッ


灼「だ、だからさ」

灼「私も、その……もう少し、明るくなった方がいいのかなって」

京太郎「いえ。今の灼さんは十分、明るいです」

灼「……京太郎くん?」

京太郎「こうして『充電』することも増えましたけど」

京太郎「俺、まだ初めて会った時のこと、覚えてます」

京太郎「その時の灼さんは……やっぱり、そうですね」

灼「……ど、どうせ私は、元々暗いよ」プイッ

京太郎「違います。何だか……遠慮深いのかな、って思いました」

灼「……え?」

京太郎「俺、『暗い』なんて一言も言ってませんって」

京太郎「ただ……こうして『充電』するようになって」

京太郎「色んなこと、こうして話してくれるようになって……それが嬉しいんだと思います」

灼「……!」ピクッ

京太郎「だから、今の灼さんと話すのって凄く楽しいです」ニコッ


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