過去ログ - まどか「JOKERの呪い、という都市伝説」
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10: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/10/26(土) 23:00:46.65 ID:I3Hl57pZ0

それでも、ほむらはマミとまどかに教わりながら、簡単な刺繍から
はじめていた。初めてのものなのだろう、時折指を針で刺しながらも
なんとか縫いを切りのいいところまで終わらせた。
病弱で自分で成したものがあまりない彼女にとって、それは宝物だった。

「これ、あさがお?」

杏子が何気なく聞く。休憩中の雑談。もうそろそろ下校の時刻とあって
片付けももう終わっている。テキストから引用したそれは「朝顔」だった。

「そんなに細かくない刺繍だから初心者にはいいと思ったのよ」

「でも丁寧に縫えてるじゃない」

けれど、まだ細かくないせいか、朝顔には見えづらい。だからほむらは
それらしく見えるよう、もっと上手く朝顔を作ってみたいと意気込んでいた。

「ありがとうございます。もっと頑張りたいです」

ほむらの笑顔がまぶしい。その美貌もあいまって見ているほうが照れてしまう
ような笑顔だった。



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