過去ログ - 幼女魔王「処女だけど寂しいから人型のしもべを手に入れて甘えたい」
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919:シャルロッ亭きゅっぷい ◆tHMiOqNMgmiR[saga sage]
2014/10/30(木) 02:13:38.73 ID:Ewe5DMyYo

幼女魔王 「牧師さま。牧師さま……」


牧師 「……そう。たとえ人間ではないのだとしても、傷ついた愛しい幼子だ」

牧師 「それだけだ」


波魔法少女 「あまちゃんだね、すっかり毒されちゃったか」

波魔法少女 「だったらどうする。私は幼女魔王ちゃんを殺すよ。大好きだけれど殺さなきゃいけない」

波魔法少女 「可愛い家族でも、殺さなきゃならない」

波魔法少女 「可愛い家族が魔物であるなど、かわいそうで耐えられない」


牧師 「…………」

牧師 「家族を守ろう」


波魔法少女 「私と同じ、その汚れた手でかな」

波魔法少女 「妖精が人間の胎をつかって兵士を増やすように」

波魔法少女 「魔物の胎をつかって兵士を増やす君の」


牧師 「……そうだ」


波魔法少女 「ああ、とんだ裏切りじゃないか。我々は君に復讐の手段をあたえてやったのに」


牧師 「手段とは、最良であるべきだ」


波魔法少女 「私は君の家族ではなかったのかい」


牧師 「……そのつもりだ」


波魔法少女 「ありがとう。何が牧師だ。神さまのもと、まったく人を愛そうとして」

波魔法少女 「結局、君は私より幼女魔王ちゃんの方が可愛いというだけだ」


牧師 「……さすがだね。言葉が波のように押し寄せて息もできない」

牧師 「…………」

牧師 「……私の心の、なんと弱いことか」

牧師 「愛に流され、怒りに流され、そしてまた……」


幼女魔王 「…………」


美触手・可憐少女 「…………」


牧師 「しかし、ならば、今だけは少しも抗わず心に従おう」

牧師 「心のままに、守りたいものを守ろう」


幼女魔王 (家族……私の居場所。うれしい。うれしい……)


波魔法少女 「……分かったよ。さようなら牧師さま」

波魔法少女 「すごいね。かっこいいね」

波魔法少女 「私も、そちら側に立っていたかったよ」





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