過去ログ - 幼女魔王「処女だけど寂しいから人型のしもべを手に入れて甘えたい」
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952:シャルロッ亭きゅっぷい ◆tHMiOqNMgmiR[saga sage]
2014/11/03(月) 18:31:18.08 ID:Iud4wVSfo

波魔法少女 「……君が私の死神だとでも言いたいのかな」

波魔法少女 「波の字を持つ上級魔法少女、次元の波をも繰るこの波魔法少女の」


道魔法少女 「君とボクの相性は最悪だよ」

道魔法少女 「道は線。どれだけの軸を持とうとも、何万次元であろうとも」

道魔法少女 「ボクにかかれば一本の道になる」

道魔法少女 「現に、君らが手間暇かけてつくってこの迷宮も」


ゴゴゴゴゴ

ニョンニョンニョンニョン


波魔法少女 「……!?」

波魔法少女 「波と泥の迷宮が。重ね合わせた魔力の波が……!!」


幼女魔王 (二人とも、さっきからよく分からん言葉で会話をしている。きっと呪文ね)

幼女魔王 (呪いをぶつけあっているのだわ。そのせいか、私もちょっと頭が混乱しているし)

幼女魔王 (……ちょっとの混乱ですむあたり、私もこの死闘のなかで強くなったものね)

幼女魔王 (むなしいわ。もっと早く強くなれていれば、私の力で牧師さまを助けられたのに)

幼女魔王 (これが、強者の憂いというものなのね……)


道魔法少女 「さ、ピンクちゃん、ここから離れな」


幼女魔王 「ふぅ……え」


道魔法少女 「私の目的はこれだったんだ。今回の道の終点はあいつだったんだ」

道魔法少女 「けっこう時間がかかってしまったよ」

道魔法少女 「でも君の世界で君と会い、淫魔幼女に呼ばれ、また君と会い、ようやっとたどり着くことができた」

道魔法少女 「ありがとう」


幼女魔王 「あ、あの……」


道魔法少女 「君が今あるいている道はここで終わってはいないはずさ」


美触手・可憐少女 「…………」


ゴゴゴゴゴ

ニョンミョンニョンニョン

ニョニョニョニョ 

ゴゴゴゴゴゴゴ


道魔法少女 「波束は崩壊し、じきに迷宮の魔法が解ける。もう君ひとりで出口まで行ける」


幼女魔王 「……で、でも、また置いていくなんて」


道魔法少女 「今はまだ、君は自分の道を必死に歩くべきだ。よちよち歩きの孤児が寄り道なんてしていたら、途中で倒れちゃうよ」

道魔法少女 「寄り道を楽しむのは、お姉さんくらいになってからにしなさい」





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