過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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180: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/11/24(日) 18:04:54.67 ID:SKmqVXuz0

トールのイメージとしては、一緒にシャワーを浴びてすぐあがる感じだったのだが。
その辺りは双方の認識に齟齬があり。
トールがフィアンマに遅れて浴室に入った時、そこには既に湯の張られたバスタブがあった。

「何でお湯が白いんだよ」
「入浴剤だ」

ホームタイプのこのホテルは割と自由である。
故に、入浴剤を使って入浴しても怒られはしない。
一個売り・使い切りタイプの入浴剤(ボブだか何だか)を使用したらしく、浴室は甘い匂いで満たされている。
何の匂いだ、と聞くトールに、ミルクケーキ、とフィアンマは答える。
お湯が乳白色になる入浴剤には多くの種類があるはずなのにどうしてこれを選んだのか、少年には理解出来ない。

「さて」

彼女はというと、もこもことスポンジを泡立てている。
既に彼女自身は体を洗い終わってしまっているようなのだが。

「ひとまず背中からでいいか」
「自分でやる」
「何を恥ずかしがっているんだ」

首を傾げるフィアンマに邪気や悪意というものは感じられない。
しかし、体を洗われるというのは恥ずかしいものである。
まして、トールは現在自分の意思で体を動かせるし、彼女は商売女ではない。

「さ、先に浸かってろよ」
「のぼせるだろう」



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