過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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192: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/11/27(水) 22:00:45.81 ID:mAOUBzm50

部屋に戻ると、フィアンマは既にベッドに潜っていた。
トールに背中を向け、小さく丸まっている。
膝を抱えて毛布にくるまっているようだった。
トールは適当に服を着、彼女に近づく。
顔を覗き込んでみようとしたところ、もそもそと隠れられた。

拗ねているらしい。

本気で怒ってはいないようだが。
何に対して拗ねているのか分かり辛い。

「…フィアンマ」
「……ごっこはごっこだ」

もぞり。

「黙って据え膳を食えば良いものを」
「…あのな、」

確かにトールは戦闘狂で、魔術師で。
一般人とは多々感性がズレているかもしれない。
それでも、誘われたから本能ままに動く様な獣ではない。

「ごっこじゃねえなら、…俺は、お前が思うようにしたいと思ってる」
「………」
「けどよ、……ごっこ、なんだろ?」

言われ、フィアンマは沈黙する。


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