過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2013/11/27(水) 22:02:20.25 ID:mAOUBzm50
甘い匂いで目が覚めた。
意識の覚醒と共に、甘い匂いに対する知覚は増していく。
甘ったるい匂いだが、不愉快なレベルには達していない。
「ん…」
「目が覚めたか」
「…何か作ってんのか」
ぐし、と目元を擦り。
起き上がったトールは自分の長い髪を尻で踏みそうになり、面倒そうに纏める。
手近に髪ゴムが見当たらなかったため、ストールで適当に結んだ。
本来そんな風に使用してはいけないのだが、寝起きの彼には関係のないことである。
「昨日はすまなかったな」
「あ? …あー…いや、誰しも一つや二つ、言えないことはあんだろ」
自分も大人気なかったのだ、と肩を竦め。
トールは振舞われたフレンチトーストをいただくことにした。
「ハンバーグも美味かったが、普段食ってるだけあって甘いモンの方がもっと作るの上手いな」
「だろう。その辺りの店では食べられん味だ」
得意げに(ちょっとしか)ない胸を張り。
フィアンマはまだ温かいトーストにバニラアイスを乗せ、ゆっくりと食べることにした。
「……今日は何をする?」
「ん……」
もぐもぐもぎゅごくん。
トールは砂糖が僅かに付着した唇端を舌先で舐め。
少し、悪戯っぽいような笑みと共に答えた。
「デートしようぜ」
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