過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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203: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/11/30(土) 22:51:20.31 ID:wH/tcnnw0

「そういうお前はどっちなんだよ?」

トールに聞き返されて。
フィアンマは甘えてくる猫を甘やかしながら、考える素振りを見せた。

「そうだな…猫だろう」
「へえ」
「犬は散歩しなければいけないからな」

基本的には、と付け加えて。

「俺様は職務上、みだりに外へ出られないだろう?」
「………」
「そんな目で見てくれるなよ。今は別だ」
「…ま、そうだな。そうプラプラ出かけるような職業じゃねえ」
「猫なら気ままに過ごしていてくれるし、外へ出す必要もない」
「なるほど。合理的な理由だな」

てっきり可愛いからかと思った、とトールは笑う。
犬だって可愛いものだろうに、とフィアンマは首を傾げた。

世界の頂点に君臨する王と。
世界を駆け回る孤高の少年。

あまりにも違うのに、違うから、惹かれるものがある。


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