過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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264: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/12/10(火) 21:59:44.74 ID:TcqASv/o0

暑い。

トールはケーキ屋に立ち寄り、涼やかなジュレやゼリーを眺めていた。
視線をそろりと動かすと、そこには様々なケーキ。

「………、…」
「ご注文はお決まりですか?」

定句を紡ぎ、店員はのんびりとトングを掴む。
彼は少し迷って、目を閉じた。
別れてから、もう三ヶ月は経過しているのに。
今でも、目の前に彼女がいるかのように、ケーキを食べる様が思い出せる。

「苺ショートからミルフィーユまで一つずつ」
「かしこまりました」

白い箱をカコカコと組みたて、店員はケーキを詰めていく。
その様を眺め、トールは考え事をしていた。
どうすれば彼女を見つけられるかを、ずっと考えていた。


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