過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2013/10/30(水) 22:02:47.85 ID:tRq2mFom0
もしかしたら女聖人の噂はガセなのかも、と思う雷神トール。
今しばらくはお休み期間でも良いか、と前向きに考え直し。
彼はフィアンマを伴い、ひとまず自分の宿泊しているホテルへ戻って来た。
人数ではなく部屋毎の金額設定なので、財布から出て行く金に変化はない。
(…それにしても、甘いモンは高いな)
コンビニの菓子パン一つは百円だが、ショートケーキは大概最低三百円から。
戦争代理人と呼ばれるような存在のため、今までいくつか仕事はしてきている。
その大抵は用心棒などのものだったが、結構な額をもらってはきたのだ。
表に出せない仕事、魔術師にしか頼めない仕事、様々なものがあった。
とある魔術結社に所属していた時に貯めた貯蓄の金もいくばくかある。
「それにしても持つかな……」
「何がだ」
「うお、」
シャワーを浴びていたらしいフィアンマが戻って来た。
バスタオルをまいており、下着含め衣類は身につけていない。
ちなみにトールは彼女の前に手早く浴びたので、逃げる口実はない。
「服着ろよ!」
「洗濯に出してしまったんだ」
「持ち合わせは?」
「無い」
「ありえねえ…」
「どうせ胸はないんだ。意識することもないだろう」
「………まだ拗ねてんのか?」
「……ふん」
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