過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2013/12/31(火) 22:00:53.76 ID:k8jyXvqo0
「お前、…何で男の格好してたんだよ?」
「勝手がよかったからな」
霊装は上条へ渡し。
上条はインデックスに謝罪をした後、霊装を右手で壊した。
フィアンマはその間、どう『ベツレヘムの星』を始末するか迷っていた。
世界中の『善意』が救済を拒み、自分は弱体化を辿っている。
間もなくこの城は崩壊するだろうし、そうなると上条が危険だ。
「脱出用のコンテナがあ『聞こえてますか? 私です、レッサーです!』」
少女の声が割り込んだ。
何でも、自分に対してやれる限りの妨害行為を済ませたので先に脱出するとのことだった。
コンテナがだいぶ消費されているだろうな、とフィアンマはうっすらと思う。
これでは上条が安全に脱出出来ない。百人程度の魔術師など殺しておけばよかった。
「俺様は、お前が妬ましかった」
「インデックスのことで、か?」
「それもそうだが、他にも色々と要因はある。
俺様の思ったように動かない男はお前だけだったしな」
コンテナのある場所に残るのは、個人用のものが二基。
幸運にも、二人分残っていた。
「俺様は後から行く。お前は先に行け」
「まだ後始末あるんだろ」
「問題ない。すぐに追うさ」
上条を追い立て、フィアンマはゆっくりとため息をつく。
「もし、」
「? 何だよ」
「もし再び会うことがあれば」
「ああ」
「友人に、なってくれるか」
「………インデックスに謝ったらな?」
その会話を最後に、上条は自ら選んだコンテナに乗って脱出した。
一人残った少女は、夜空を見上げる。
指先を床につけ、制御を行う。
地表を目掛けた『天使の力』を空中へ分散させ、息を吸い込む。
「………トールは、俺様と会っても、……また、笑ってくれるかな…?」
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