過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2014/01/07(火) 22:32:46.08 ID:IhUfCYqQ0
「ただいま」
「何か成果はあったのか」
シルビアからもらったキャンディー(いちご味)ひと袋を漁りながら、フィアンマはそう聞き返した。
成果がないのなら話は聞かない、といった態度でもある。
「まあ、多少は。火山が噴火してしまったよ」
「そうか」
「……素っ気ないな」
「歴史上、噴火などありふれているだろう。死者数によっては多少は反応を変えるがね」
『グレムリン』は、着々と下準備を行っている。
身内を切り捨て、命綱を絶ち、一歩も留まることなく前進する。
そのやり口は、フィアンマがかつて行ったものに似ていた。
机上で計算され尽くした犠牲者数。
その犠牲によって得られる恩恵。
全てを思いのままに動かす少女。
自分に対しての嫌味だろうか、とフィアンマはぼんやりと思う。
元はと言えば自分が戦争を起こしたせいで『グレムリン』は生まれてしまったのだが。
「上条当麻が居たよ」
「………、…」
飴を食べる手を止めた。
安堵を隠しきれない。良かった、生きていて。
魔神の思惑に振り回されているというのは少し哀れだが、死んでしまったよりもずっと良い。
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