過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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428: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/01/13(月) 20:24:49.21 ID:1YzLwSxl0

フロイライン=クロイトゥーネを『窓のないビル』外へ出すことは成功した。
したのだが、敵味方の区別がついていない彼女はあまりにも無差別に攻撃し。
結果として、雷神トールは現在、体内の『妙な凝り』に身悶えていた。

「ぐ、……ぉが、…」

まだ、死ぬ訳にはいかない。
こんなところで死ぬ訳には。
少なくとも、彼女を救わなければならないから。

もう一度、彼女の笑顔を見るまで。
一緒に、何でもない日々を過ごせるようになるまで。
自分は何としても、生き延びなければならない。

バジジジジジジジィ!!! と激しい音がした。
体内の凝りを無理やり電気で破壊した途端、呼吸が元に戻る。
のろのろと手を伸ばして、上条の体にも同様の処置を施した。

「げほげほ! っ、あいつ、は?」
「フロイラインなら逃げちまったよ。想定外だ。どうするか…」
「……まだ、逃げて時間は大して経ってない。
 今ならまだ誤魔化せる。トール、俺に考えがある」

上条当麻は、立ち直った。
もう一度、ヒーローになることを決意した。
トールは、そんな彼の様子を眺めて満足していた。

(さあ、楽しいお祭りの始まりだ)



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