過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2014/01/18(土) 23:47:27.39 ID:8u0N3qsI0
通常、天使の力には既に属性が付加されている。
フィアンマが通常魔術を使うのに『火』を使わなければいけないことがその証明だ。
『神の右席』は単一の天使の力の扱いに特化するが故、自分専用の霊装しか使用出来ない。
シルビアはあくまでも聖人であり、その体は『神の子』に似た人体でしかない。
つまり。
一定以上の天使の力が溢れた場合、術者の体に害がある。
『神の右席』やサーシャ=クロイツェフのように、彼女は天使の力を受け入れる度量を持たない。
また、キャーリサのようにどこまでも天使の力を受けいれられる霊装を持っている訳でもない。
そこを利用し、トールは魔法陣で結界に余剰な『神の如き者』だけの天使の力を封入した。
ケーキに小麦粉がありすぎると、焼き上がらないように。
結界はぐらりと揺れ、縄をもっているシルビアの表情が僅かに歪む。
制御を誤れば、高圧電流に触れた人間の身体のようになる。
つまりは即死。だからこそ、天使の力は軽々しく扱ってはならない。
繊細な力押しと、悪知恵の勝負。
シルビアは縄を回し、『神の力』の力を喚び込んだ。
『水』と『火』の属性がぶつかり合い、かえって中和される。
これは、第三次世界大戦中にフィアンマが召喚した『神の力』と同じ状態。
制御に時間がかかったのは、たった三秒。
だが、その三秒で充分だ。充分過ぎる。
トールは手にしている凶器で、思い切りシルビアの間合いへ飛び込むことが出来るのだから。
「届け――――」
「――――天使の力は神の御元に」
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