過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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59: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/11/03(日) 21:06:12.60 ID:pyA2p9JK0

頭脳戦と物理。両方を扱い始めている男を見て、尚。
フィアンマは、アックアがまだ手加減をしているということを認識する。
当然のことだ。フィアンマと違い、トールは目的に含まれる人物ではない。

「……トール」

流石のフィアンマも、一応は恩人且つ一緒に過ごした友人とも呼べるトールに傷ついて欲しくはない。
本人は経験値アップということで楽しんでいるのかもしれないが、それはアックアには通用しない。

「私は仕事をしに来たのである。運動<スポーツ>に興じる暇はない」
「そっちは本気で来いよ。俺の方も好きにやらせてもらう」

アックアは距離を取る間にメイスで文字を刻んでいたらしい。
魔術文字という異名を持つ『ルーン』は、単体でもその威力を発揮する。
それも、『神の右席』に在籍するような腕の立つ人間が扱えば、その殺傷力は言うまでもなく強力だ。

水流。

マンホールが吹っ飛び、排水口から大量の汚水が溢れ出す。
それらは一瞬にして凍り、大きな塊のままにトールへ向かった。
その全てをアーク溶断ブレードで叩き落とし、トールはアックアの間合いへ向かっていく。
磁力の反発を利用した素早い動きだったが、聖人の視線で追える程度でしかない。


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