過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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593: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/02/13(木) 22:36:19.99 ID:F9bpAotw0

ベッドに腰掛けた少女の太ももは、存外に柔らかくなかった。
脂肪があまりないので仕方のないことである。
そもそも、フィアンマは太りにくい体質であった。
おっぱいがたゆんたゆんにも、お尻がぷりんぷりんにもならないタイプの少女である。

「……ん」

それでも居心地が悪いということはなく、トールは目を閉じた。
フィアンマは緊張した面持ちで綿棒を握りしめている。

「……来ないのか?」
「……緊張するだろう」

膝枕といえば耳かき。
定番中の定番<セオリー>をなぞっている。
緊張しつつ、フィアンマは綿棒をトールの耳孔に挿入する。
こそばゆさに時折びくつく少年は、ひどく愛おしかった。

「…痛く、ないか?」
「……問題ねえよ」

もっと突っ込まれても平気、と眠そうにトールは言う。
おろおろとしながら、フィアンマは綿棒を動かす。
温かな部屋で、程よい緊張が二人を包んでいた。
甘やかな時間を断ち切るかのように、彼の呟きが聞こえる。





「………まあ、もう少し太ももに肉は欲しいよな。腹回りじゃなくて」
「………」

直後。
垢の無い部分を綿棒で抉られた少年の悲鳴が響くのだった。


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