過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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71: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/11/04(月) 22:57:10.14 ID:OhJNqj940

そんなこんなで、二人は外へ出た。
やってきたのはお茶の出来るコーヒーショップである。
ウィンドウ越し、お高いケーキをぽんぽんとセレクトし、彼女は満足そうに飲み物を選ぶ。
選ばれた飲み物は、これまた甘そうな生クリームたっぷりのウインナーコーヒー。
トールはブレンドコーヒーを注文し、席について彼女の様子を眺める。
見ているだけでお腹いっぱいになりそうだし、彼はそんなに甘いものが好きではない。

「胸焼けとかしないのか?」
「特にそういう思いをしたことはないな」

そこまで歳をとってもいないし、と彼女は肩を竦め。
もぐもぐとタルトを頬張り、ケーキを口に含む。
コーヒーを啜って飲み込み、ゆっくりと息を吐き出す。
その吐息はとても甘ったるく、彼女の体全てが洋菓子で出来ているような錯覚を、トールは覚えた。

「お前は、」
「……あん?」

聞き返す。
何でもない、と彼女は小さく笑った。


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