過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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73: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/11/04(月) 22:58:42.34 ID:OhJNqj940

「お前の容姿ならばああいう女を捕まえるのは難しくないだろう」
「あのな、」
「男は本能的に子孫を宿したいと思うような女を見つめるように出来ている。
 残念だったな、俺様が巨乳庇護してやりたい系低身長美少女ではなくて」
「一言も残念なんざ言ってないだろうが」
「人間は直接言葉にせずとも態度で感情が出るものだ」

丁寧な言い方がかえって腹が立つ。
そもそも、綺麗な女性を見ただけで何故こうもボロクソ言われなければならないのだ。

「俺が何を見ようと俺の勝手だろ。そんなに言うなら巨乳になるよう努力でもしてくれ」
「…………」

フィアンマは沈黙し、ギリ、と歯ぎしりをした。
どうして腹が立つのか、自分でもわからない。
身近にいる男性全てに独占欲を持っている訳ではない。
テッラやアックアがどんな美女に見とれようと、こんな風に苛立ったりはしない。

(……恋愛感情ではないだろうとは思うが)

冷静に自分の感情を考察しながら、彼女は歩き進む。
対して、トールはやはりこの沈黙が苦痛だった。
イヤミにしろ何にしろ、彼女と会話をしていると、日常を実感出来るのだ。


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